2007年04月22日

動物病院で症状が確認できない病気 癲癇(てんかん)

ペットビジョン
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動物病院では症状を視診し、検査等しながら診断を下すこと
がほとんどですが、症状が院内でまず見ることができない
病気があります。
その典型が
癲癇(てんかん)
です。
犬の癲癇(てんかん)は非常に多く、そのなかでも突発性
てんかんというのが最も多いです。

癲癇は病気ではありますが、発作はさまざまで、全身が痙攣
、硬直するものから、体の一部分が震えるという軽いものまで様々です。
大体我々が診察するとこには、痙攣などは治まってしまって
いることが多いです。

病院によっては癲癇の対応は違ってきます。

脳波を採る・・・まず動物の場合は無理ですから、
採られて説明を受けても意味ないです。少しでも
動いたら脳波は解析できないでしょうね。脳波を
採って「これは何々だ」と病気を判断できる獣医
がいたらちょっと・・・です。

血液検査・・・似た症状に低血糖というのがあります。
これと鑑別するために血糖値を測定することは有意義で
す。ただし低血糖の場合の発作は癲癇と違って、一回の
発作が長く、かつ頻繁に起こります。元気も当然ぐっと
なくなっています。この病気も様々な原因から起きます
が、砂糖や蜂蜜などを舐めさせると、当然血糖値があが
るので、症状は一時的に治まります。あとは肝臓、腎臓
の数値、アンモニアなどが正常であれば心配ないでしょ
う。
CT/MRI・・・人では腫瘍を疑って撮るでしょうが、動物
では数回の発作では大学病院に行って全身麻酔をかけて
採るということはあまりしないですね。

結局・・・犬のてんかんや猫のてんかんの診断は獣医の
経験上の見た目の判断が大多数でしょう。

たった一度の発作で、犬のてんかんや猫のてんかんを
抑える薬を毎日飲ませる処方をされているとしたら、
あまり良い病院とはいえないと思います。

極論ですが、投薬治療は、発作が一日1回必ず起きる
ぐらいになったらすればよいと思います。

癲癇を持病にしている子はとても多いです。年に1回
の子もいれば、1日5回くらい起こして、その後3年
位発作も無い子とか。犬のてんかんの方が猫のてんか
んよりは多いと感じます。

癲癇発作で一番びっくりされるのは飼い主さんです。
3分くらいで治まってケロっとしちゃう場合は、まず
癲癇のことが多いです。

人でこのような発作を見ることはありません。
当然てんかんが持病の方もいます。

しかし・・・人間はいつ来るかわからない発作のため
には薬は必須です。
ですから人の癲癇発作を街中で見ることはありません。
車の運転中などの場合・・・

これがペットたちとは違うところです。

癲癇のお薬は飲み始めたら永年投薬になります。その
ことを踏まえて、癲癇の持病をもつペットの飼い主さ
んは、十分獣医とインフォームドされてください。

ペットビジョン
posted by petvision at 09:38| Comment(1) | TrackBack(1) | 豆知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「rodemu&masyu」に遊びに来ていただいて有難うございます!
ネコちゃんワンちゃんにもてんかんになる事があるんですね。恐いなぁ。
色々病気やお薬について参考になる事がいっぱいあるのでゆっくり拝見させていただきます。
何かあったときはご相談しても宜しいですか?
また遊びに来てくらさい!!
Posted by tomoyan at 2007年04月23日 10:51
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