2007年05月05日

犬の熱中症

ペットビジョン
動物病院専用製品のご購入は当院でどうそ

GWの終盤の今日は日本各地ともに暑いという表現が似合う
ほど気温が上昇しています。
このように暑さ対策が万全で無いときに発生するのが
犬の熱中症
です。

ご存知かもしれませんが、われわれ人間と違い、犬の場合
エクリン腺
つまり、汗を対外に出す機能がありません。
人間の場合ですと、体温が上昇すると、このエクリン腺から
汗を対外に出すことによって体温を下げることができます。

犬は汗をかけません。

ではどうするかというと、呼吸だけで体温調節をします。

ですので、人間と比較にならないほど熱中症になりやすい
のです。

常識的な知識があれば熱中症にならないと考えがちです。
しかしクーラーや、あらゆる水分補給可能な装備がととのっ
ている人間ですら年間に何人もの方が熱中症で亡くなります。
わんちゃんの場合は、飼い主さんの行動一つであっという間に
熱中症になってしまいます。

締め切った部屋でのクーラーのつけ忘れ

過度の運動

アスファルトの上の長時間の散歩

水分の補給不足

室外で飼っていて、リードが絡んだりして直射日光にさらされる

ドライブなど、興奮しやすい状態で、車内でも日当たりが良い
場所に長時間知らないうちにいた


などあながちなさそうであることなのです。

熱中症を起こしやすい犬種もあります。

パグ
シーズー
ペキニーズ
フレンチブルドッグ
ボクサー
ボストンテリア


などの短頭種は気道が短いので、呼吸での空気交換が
もともと苦手ですから、あっという間に体に熱がこもって
しまうことがあります。
また
ハスキー
アラスカンマラミュート

など遺伝的に寒冷地生まれの犬種も熱中症のリスクが高いです。
それと
肥満傾向の子
気をつけてください。

熱中症は予防が一番です。

しかしもし熱中症になってしまった場合どうするか。
当然ですが、飼い主様たちは熱中症の症状がでて
しまったらかかりつけの病院なりに直行するでしょう。

もし飼い主さんだけで対応しなければならない場合

参考にされてください。

犬の熱中症の症状は様々です。
舌を出して呼吸が早いが、意識はしっかりしているし、水も
しっかり取れるという軽度の場合から、意識が無く、ケイレンや、低血圧、そして多臓器不全などの重度なものまで様々です。

飼い主さんができること

体温を測る
体を冷やす
水分が取れるようであれば少しずつこまめに与える


これが3原則です。

ご自分のペットの平熱ってあまり皆さん認識が無いかも
しれません。しかしながら、熱中症に限らず、体温を測定
することができれば、他の病気のケアにも応用が可能にな
りますね。
市販の電子体温計でも全然かまいません。
肛門に入れて体温を測定するのが原則です。

熱中症の場合、40℃が境目になります。

40℃以下であって、水も飲めるようであれば、それほど
心配なく、こまめに体温を測定し、水分を与え、涼しい部屋で
管理し、徐々に平熱(38℃台)に戻ってくれば問題ありません。

40℃を超えている場合

41℃以上
ある場合は、とにかく体を冷却しなければなりません。
また水を飲める場合でも、体の臓器に支障がでていることに
より飲んでも吐く場合があります。これは逆に脱水を進める
ことになりますので、逆効果になります。
体温の冷却ですが、

脇下、股下、首の動脈部を氷等でしっかり冷却する
(人間と同じで頭を冷やしても無意味です)

体温を絶えず測定し、39℃台まで下がるのを確認する

39度台になると、逆に冷やしすぎに注意し、氷等をとりはずす

少しずつお水を与える
(大量に与えると吐くので、少しずつ吐かないのを確認しつつ)


そして体温が下がると同時に意識もかなりよくなってきたら
一安心です。
氷等が無い場合は、お風呂に(当然お湯でなく水風呂です)
入れたり、体を濡れタオルで湿らせて、扇風機等をあてるのも
効果的です。
この場合も体が冷えすぎないように、マメに体温を測定する
ことは必要です。

41℃以上の体温があった場合や、40℃以下でも、状態の
戻りが悪い場合は落ち着いたとしても、病院に連れていく
手段を考える、あるいは電話なりで獣医師の指示に従って
ください。

どちらにしろ、このような処置が必要にならないこと
予防
それにこしたことはありませんね。
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posted by petvision at 12:29| Comment(2) | TrackBack(1) | 処方食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月26日

狂犬病不要論

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動物病院専用製品のご購入は当院でどうそ

今の時期、お近くの公園等で、白衣を着た人と、犬を連れてくる
人が集まっている光景を目にします。
わんちゃんの飼い主さんにはご存知の狂犬病集合注射ですね。
この狂犬病集合注射は義務ではありません。狂犬病注射は
法律上は義務です。法律ですので。
しかし獣医療にかかわる人間、そしてわんちゃんの飼い主に
共通した暗黙の疑問
狂犬病予防注射って必要なの
があると思います。
管轄の省庁、日本獣医師会などは狂犬病予防注射の
必要性を啓蒙しています。

今回は狂犬病の日本での歴史を少し書いて見ます。
日本獣医師史会の唐仁原先生の小論文を参考にさせて
いただきます。

・日本での狂犬病の最終発生は昭和31年(1956年)である
・狂犬病の大流行は1732年、長崎から発生(これは
 長崎が唯一海外貿易の門戸と関係あるかもしれません)
・長崎から大流行した狂犬病は日本を伝播し、1761年に
 下北半島に到達
・狂犬病の人体用ワクチンがはじめて効果を発揮したのが
 明治27年(1894年)
・江戸時代に進入した狂犬病は明治、大正、昭和の三時代に
 渡り全国に拡大し、社会生活上大きな問題となったが、
 昭和31年(1956年に神奈川県のおける6頭の発生を
 もって狂犬病を駆逐。
・狂犬病に対する対処法はいつの時代も撲殺と犬の捕獲
 繋留が主体で、一般市街地で犬の撲殺は日常茶飯事で
 市民の心を痛めた
 そのため、犬税を納付したものだけを飼い主と認め、
 犬税を納付していない犬はたとえ飼い主のいる犬であっても
 処分対象になった。
 (これが今の狂犬病集合注射の起源だと思います)

 少し前の時代まで犬は「犬畜生」と言われ、撲殺されて
いたと思うと、改めて昨今のペットブームは驚愕であると
言わざるをえません。

狂犬病予防注射は国の法律で定められていますので、否定
することはできません。
また毎年世界では5万人以上の人が狂犬病で亡くなって
いるのは事実です。

しかしながら、狂犬病は犬という種だけでなく、全哺乳類に
感染します。ネコもしかりです。ネコは狂犬病予防注射しな
くていいの?が狂犬病という病気を考慮すると、
また、狂犬病の疫病対策は
浮浪犬
が対象ということで始まったものです。
正直なところ浮浪犬の存在はは今と昔では雲泥の差があり
ますよね。

狂犬病予防は非常に重要ですが、狂犬病集合注射の存在
価値、そして狂犬病についてしっかり再度獣医療サイド
から十分に説明する必要性があると思います。

簡単に言えば
狂犬病予防注射は
犬が狂犬病にならないための注射ではなく、
犬を人間に狂犬病に感染させるための感染源にしない


というものです。
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posted by petvision at 23:52| Comment(0) | TrackBack(2) | 処方食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月24日

ペットフードを変更する

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動物病院専用製品のお求めは当院でどうそ

動物病院の専用フードである処方食は病気の予防や体調管理に
限らず、病気からの回復期など色々な用途があります。
ウォルサムやスペシフィックといった処方食メーカー
の場合、一時的に用途にあった処方食を与えるというのでは
なく、ライフサイクル全体にわたって付き合っていくフードの
開発をポリシーとしているようです。
ウォルサムやスペシフィックといったブランドのペットフード
の名前は未だ一般的(しかしかなの飼い主様は精通しています)
ではないかもしれませんが、ウォルサムのphコントロールや
スペシフィックのCRWといった商品はかなりの飼い主様に
利用されています。

ではウォルサムやスペシフィックといった処方食に
今までのフードから変更していく場合のテクニックは
どのようなものがあるでしょうか。

ペットフードの変更はペットにストレスやフラスト
レーションを与える場合があります。

基本的には
ペットが自発的に食べる
ということが必要になります。

皆さんが一番される方法としては
新旧のペットフードを同時に出しますが、
新しいペットフードは今まで使っていたお皿に入れ
既存のフードは新しいお皿に入れる


という方法があります。
容器は今までのものですから、新しいフードに過度な
警戒感をわかせません。ですので新しいフードであっても
ある程度食べやすい環境ということになります。
新しいフードについては、手で与えたりして何かきっかけを
与えても良いかもしれませんね。
最初は新旧のペットフードを同じ量でおいて置き、
新しいフードを食べるようであれば徐々にその比率を増やしていくというのが理想です。

猫ちゃんの場合は嗜好性が非常にキーワードにはなりますが、
新しいフードを数箇所に小分けにしておいて置き、いつでも
食べられる環境にしておくというのも良いと思います。

どちらにしても、当然猫ちゃんたち、ワンちゃんたちは
性格が皆違いますから、方法も色々だと思います。
いかにストレスなく食事を変更するかは、飼い主様が主体に
なります。
ウォルサムにしてもスペシフィックにしても、豊富なライン
ナップの処方食ですが、食事の切り替えに100%有意義な
方法レシピはさすがに無いようです。
http://petvision-petfood1.seesaa.net/



posted by petvision at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 処方食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月17日

猫の泌尿器疾患のすべてに対応 c/dマルチケア猫用新発売

動物病院専用製品の購入は
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日本ヒルズ社より prescription dietシリーズで
新製品がでました。

c/d マルチケア 猫用

です。
c/dを療法食として使用されてきた飼い主様も多々
いらっしゃると思います。しかしらがら、ヒルズのc/dは
嗜好性でウォルサムPhコントロールや、三共のドクターズ
ケア ストルバイトに最近は猫ちゃんの泌尿器疾患の
療法食の座を奪われつつありました。ウォルサムのphコント
ロールやドクターズストルバイトケアはとにかく嗜好性が
よかったので、猫ちゃんの場合は、正直嗜好性が重視され
ますので、どのようにヒルズのc/dが巻き返すかが注目
されていました。

今回のc/d マルチケアの最大の売りは
さまざまなFLUTDに対応する

これが特徴のようです。
FLUTDは猫ちゃんの飼い主様であれば、一度は耳にしたことが
あるかもしれません。FLUTDは、猫の下部尿路疾患
FUSは猫の泌尿器症候群の意味ですが、
c/dマルチケアは、すべてのFLUTDに対応
(FUSもそうです)するということは、泌尿器系の症状が
出たときは、まずすぐに処方できるということになります。

簡潔に言えば、ストルバイト、そして対極にあるシュウ酸
カルシウムそして突発性膀胱炎に対応する・・・
つまりは、アルカリ性、酸性の結晶にも、炎症である膀胱炎
にも効果があるということです。まさにc/d マルチケアとい
うことですか。

ちょっと凄いかもしれません。
あとはc/dの悪名高き嗜好性ですね。既存のc/dと今回のc/dマルチ
ケアがどれだけ違うのか、また考察してブログに致します。

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ラベル:日本ヒルズ
posted by petvision at 20:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 処方食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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